卒業式
月曜日は息子の卒業式。
学校まで車で行って、息子と妻はそのまま謝恩会へ。
息子の卒業式は、男子校だからか、実にサバサバした感じでとても良かった。
シンミリしたり、ジメジメしたりは苦手なので、こんな卒業式は好感が持てる。
私の時は....もう、全く覚えていない。
しかし、２年前某大学の卒業式に出席した・・・卒業生として・・・・。
一応、大学を卒業して社会に出たのだが、仕事の関係で某大学の通信教育課程に入学した。
これが、大変だった。
地方にスクーリングに行ったり、レポートを毎月書いて提出する日々が続いた。
なんとか卒論を書き上げ、無事に卒業まで漕ぎ着けた。
こんなに頑張ったのだから、卒業式に出ようと決めた。
この大学の卒業式は、通学生と同じ日に行うとのことだった。
つまり、若い２０代前半の子達と卒業式を行うという・・・・。
それでも、この数年の苦労を思い返せば、絶対に出席したいと・・・迷いはなかった。
ところが、校門をくぐると、若い子たちがスーツに袴であちこちで写真撮影をしている。
場違いだ、完全に・・・。
すると、「父兄の方はこちらにお並びください！」と学生ボランティアの致命的なセリフ・・・。
「すみません、通信教育課程の卒業生なのですが・・・」と言うと、「おめでとうございます！こちらにお並びください！」と言ってくれた。
列の流れで進んでいくと、別の学生ボランティアに、「すみません、父兄の方は別の入り口になります。」と傷つく一言。
さすがに滅入ってしまって、「一応、通信教育課程卒業なのですが、父兄席に行きますね。」と言って、戻ろうとすると、その学生ボランティアは、「申し訳ありません。頑張って卒業されたのですから、胸を張って卒業生の席に行ってください！」と言ってくれた。
いやあ嬉しかった・・・・本当に頑張ったよな、俺は！と思い、意を強くしてそのまま卒業生の列を進んでいった。
若い子たちに混じって、卒業生の席に座って卒業式が一番思い出に残っている。
