天空散歩へ
富士見高原に天空の遊覧カートなるものがあるらしい。
ゴルフ場にあるカートで丘の上まで登っていくというもの。
カートは電動で、ブルースも乗車OKだということで、この天空遊覧カートに乗ることにした。
ゆっくりと登るカートで、ブルースは挙動不審になる
登りは25分と聞いていたが、この子はもつのだろうか...
たまにすれ違うカートの皆様に愛想振り巻きながら、少し落ち着きを取り戻した。
上に着くと、なんとなく彫刻の森美術館のような雰囲気。
勿論、アートには無関心なブルースは、ひたすらに地面の匂いを嗅いでいる。
少し歩くと、キノコの自生地がある・・・マズイ、ブルースは間違いなく食べてしまう。
食べられるキノコと、毒キノコの区別もできない私たちは、ブルースを近づけないようにするだけしかできない。
そういえば、今見ごろな紫陽花も、食べると有毒らしい。
全くそんな知識が無かったが、油断していると木の枝でさえガリガリやるブルースには、危険がいっぱいなんだと改めて感じる。
昔、登山をしていたころに上った山々が遠くに見える。
山は遠くから見ると美しいが、近くで見るともっと美しい。
しかし、もう、この体型ではそんな遊びもできない。
頂上にはいくつかの展望台があって、数十分で一周できるのだが、それぞれの場所で景色が違う。
南アルプスと八ヶ岳の間に挟まれた場所なので、どこを向いても山があるわけだ。
しかし、ブルースにはこの景色がどのように見えているのだろうか・・・必死に地面に目をやる姿に、この景色を見なさい！と言いたくなる。
１周して、さあ、そろそろ帰ろうかと思ったところ、ここの清掃員らしきおばさんに「かわいいねえ〜」と声をかけられ、急にテンションがマックスになってしまった。
滅多にないのだが、そのおばさんにも甘噛みしようとする始末。
一人でくるくると回転しながら、ぴょんぴょん跳ねる。
どこにスイッチがあったのだろう・・・・
寝そべったと思ったら、急に張り切ったりする。
情緒不安定犬なのだろうか・・・・
